夜勤専従のメリットとデメリット

今、集中的にお金を蓄えることができる夜勤専従で働く看護師が増えて来ているそうです。シフトが完全に昼夜逆転していますので、勤めるには家族の理解も必要になるのではないでしょうか。ただ、勤務日数は月に7日~12日前後と少なく、毎日のことではないと考えれば、小さなお子さんがいない限りは認めてもらえる範囲なのかもしれません。給与も安定しているため、パートではなく夜勤専従の常勤となれば、日勤の看護師よりも手取りが上になることもあります。手当の厚さは日勤以上ということになります。看護師としての働き方の多様性のひとつと言える状況になってきています。ここで、夜勤専従の看護師のメリット・デメリットを考えてみましょう。まずはメリットから。

1.高給与
夜勤専従パートの場合、夜勤1回あたりの手当てが約3万円前後と高額な場合が多い。
夜勤専従で常勤の場合は手当が1万5千円程度で、手当が出ない職場も少なくない。

給与としては月収30万~50万程度と手厚くなり、ボーナスがあれば年収は450万円以上。
職場によってはそれ以上の場合も考えられる。

2.働く日数が少ない
夜勤専従の常勤でも、勤務日は月に7日~12日程度。
1日の勤務時間は16時間と長いものの、少ない日数で効率よく稼ぐことが出来る。
プライベートな時間を充分に確保出来る。

3.託児所の利用が可能
24時間の院内保育の整備が出来ている病院でのメリットとして、託児所の利用が出来る。
昼間、子どもと過ごす時間があるため、育児中の看護師には優しい働き方のひとつ。
夜勤専従の看護師はシングルマザーも多い。

次いで、デメリットを考えてみましょう。

1.体調を崩す可能性あり
パート、常勤問わず、体調を崩す可能性がある。

2.ある程度のスキルが必要
夜勤専従の看護師がいると、シフトがひとりという場合も考えられる。
ひとりで請け負う作業が多い分、点滴や体位交換、トイレ介助や朝の検温を賄えるスキルが必要。
経験の浅い看護師には荷が重いかもしれない。

3.常勤の求人数があまり多くない
夜勤専従の常勤は、それほど求人が多くない。
パートと仕事の内容が同じであれば、人件費の面でパートが好まれる。

ただ、希望者が多く、公開求人より非公開求人が多いため、非公開求人に強い人材紹介会社に登録して仕事を紹介してもらうという方法がある。

出典 ナースの転職知恵袋より 夜勤専従常勤 3つのメリット・デメリットより

上記のメリット・デメリットを踏まえ、看護師としてのひとつの働き方として夜勤専従という方法があるということがわかります。家族の理解も含め、身近な病院で求人があるかどうかにもよりますが、熟考した上で勤務を希望するかどうかを考えてみましょう。先にも述べていますが、夜勤は体調の管理に配慮する必要が日勤よりも重要になり、昼夜逆転の生活になれるまでにかかる時間も考慮しなければなりません。うまく調整が出来れば問題ありませんが、勤務中に体調が悪くなった時のことも踏まえて考えた方がいいでしょう。ただ、勤務日数は少ないですし、給与が安定しているという部分が大きなメリットだと考える場合は、体がそのシフトに慣れるかどうかきちんと確認してみるといいでしょう。

夜勤専従で勤める前に、家族などにも協力してもらい実際のシフトの通りに生活をしてみるといいいでしょう。きちんと勤められるかどうかの確認ですが、自宅で出来れば勤務先の病院でも対応出来る状態であることがわかります。仕事をしながらとただ起きているのとでは違いはありますが、実際の方が緊張感が高く、もしかしたら眠気も起こらず逆に仮眠の時間を無駄にしてしまうかもしれません。慣れるまではそういった看護師が多いことも言われています。実際に勤めながら試す、ということは出来ませんので、夜勤専従として応募する前にチェックしておくことが大切です。診療のプロが決めた勤務日数であり、勤務時間で無理がない範囲ではありますが、勤務当日の体調によって変化するのが当たり前です。体調の変化はシフトが同じになった看護師同士できちんと申し送りをしながら、その日の急患に備えて対応出来る準備を整えておきましょう。それが出来れば体力が続く限り夜勤専従で勤務が可能だと考えられます。

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